ラムチョップのグリル ハーブマリネで柔らかく香ばしい
低カロリーで柔らかく、独特の風味がある羊肉。
鶏肉や豚肉などよりもコレステロール値が低く、脂肪燃焼を促すカルニチンが豊富に含まれており、ヘルシーな食材として人気が高まっています。
塩コショウだけで豪快にグリル、バーベキューしてもおいしいですが、今回はハーブやオリーブオイルでマリネードしてから調理しました。
マリネすることによってハーブの豊かな香りがラム肉のクセを抑えるので、ラム独特の匂いや味が苦手という方にも食べやすい仕上がりになります。
ラムの下ごしらえ
使用したのは、コストコで購入した「オーストラリア産のラム フレンチラック 」です。
フレンチラックとは、ラムロースに複数のあばら骨が残っている状態のもの、ラムチョップとは、フレンチラックをあばら骨ごとにカットした状態のものをいいます。
真空パックから取り出したら、ペーパータオルなどでドリップを拭き取ります。お肉から出た余計な水分を取り除くことで臭みが減り、さらり味が染み込みやすくなります。
なお、ラムの独特の匂いは脂肪に含まれている成分によるので、脂肪を切り落とすことでにおいを抑えることができます。お好みに応じて、脂肪を除くようにしてください。
すでに切り分けられている状態のラム(チョップ)であれば下味を付ける作業に移ります。
今回はラムチョップとして食べたいので、骨と骨の間に包丁を入れて切り分けました。
マリネの材料
・しお (岩塩がおすすめ)
・粗挽き黒こしょう
・乾燥ローズマリー
・乾燥バジル
・オリーブオイル
両面にしお・こしょう・バジル・ローズマリーをそれぞれ少々ずつまぶし、ラムチョップ全体が覆われるくらいのオリーブオイルをかけ、常温で20分ほど置きます。
焼き方
バーベキューの場合は予熱でグリルを高温にして、ラムを乗せた後は蓋をして焼きます。
3分経ったらひっくり返し、蓋をしてさらに3分焼いて完成です。
フライパンの場合はオリーブオイルをしき、中強火でラムを焼きます。ラムに焼き色がついたらひっくり返し、反対の面にも焼き色がついたら火から外し、蓋をして1分ほど置きます。
焦げができるとラム独特の匂いや味が強まってしまうので、中まで火を通すのは蓋をしてから予熱で行います。こうすることで火が通りすぎず、柔らかくジューシーなラムチョップに仕上がります。
蓋がない場合は、お肉の厚さにもよりますが、焦げないように注意しながら片面あたり3分ほど焼きましょう。
ラムをひっくり返すときにはトングを使います。フォークなどでお肉を突き刺してしまうと、おいしい肉汁が流れ出てしまいます。ひっくり返すのは一度だけにして、火を通し過ぎないようにするのが、ラムをおいしく焼き上げるポイントです。
今回はローズマリーとバジルを使いましたが、タイムやミントなど他のハーブでもかまいません。しおはコストコで購入したピンクソルトを使用しました。もしあれば、クレイジーソルトを使ってみてください。ハーブの風味とラムのうまさが相まって、とてもおいしいラムチョップのご紹介でした!